「左官を考える会」報告
※「左官を考える会」入会のご案内が本ページ後半にあります。
平成20年5月の「中塗り講習会」を経て、第3回「左官を考える会」忘年会が平成20年12月6日に名古屋・伍味酉で開催されました。
講習会の参加者165名中、遠路の熊本、鳥取、東京などを含め約50名が参加しました。
加村義信氏を司会に、下記のとおり、「左官を考える会」の活動について講義及び討議が行なわれました。
「左官を考える会」の活動方針 植田俊彦氏
「左官を考える会」の活動方針として、講習会の企画運営及び会員間のコミュニケーションを深める。
「左官を考える会」の広報を検討する。
「左官を考える会」の組織は本年5月の「中塗り講習会」の会員をベースに、講師を幹事役とし、各都道府県に世話役を置く。
会費を徴収し運営する。
東日本にある平成会に対し、西日本にある「左官を考える会」としていきたい。
「左官を考える会」の今後の活動 松木憲司氏
最近の経済状況、偽装問題による懐疑的な見方などにより建築業界は厳しい。
このような状況の中で、また乾式の着手比率が高いことから、左官業界も厳しい状況に置かれている。
一方健康、環境、エコなどの観点から、少し追い風となって来ている。
左官工事のこれから 山本忠和氏
これからの左官職人の育成については、単に単一の左官屋でのみ実施するものではなく、「左官を考える会」など、もっと広い範囲で考えていく必要がある。これからの左官職人に求められるものについて、技術の習得のみならず、人間関係の構築を図っていくことも必要である。
「左官を考える会」第２回勉強会 西川和也氏
左官職人の技術向上で求められるものは仕上げが中心で、どうしても勉強会・講習会は仕上げ技術に偏向している。
しかしながら、中塗りが左官技術の基本で、どんな仕上げにもまず平坦に塗りきれることが重要である。
したがって、次回の勉強会も中塗りを中心に実施する。
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引き続き懇親会に移り、九州・熊本から参加の度越猪正高氏の乾杯から始まりました。
懇親会の中では、「左官を考える会」に求めることを一言添えつつ、今回の参加者全員による自己紹介がされました。
中締めでは竹本茂之氏、飯田能三氏が挨拶をされました。
懇親会出席者のほぼ全員が出席し、名古屋・壁の壁で2次会へ行きました。
2次会の中で松木憲司氏の平成会への入会が紹介されました。
これにより、「左官を考える会」の講師は全て平成会のメンバーとなりました。
更にその7割が名古屋・てんぐの3次会に行きました。
酔っ払う者も出て来るものの、熱く・暑く・厚く左官を語り、まぁ左官は良く飲み良く働くものです。
この写真は3次会が終わって次に向かっているものですが、撮影者も酔っ払っているようでピンボケです。
更に更に、同じホテル東横インに宿泊する者8名がラーメン屋で一飲み、翌朝は早立ちでした。
（文 山口 明）
「左官を考える会」入会のご案内
左官業におけるさまざまな情報の発信や講習会の開催、若手の育成などの活動を目的とした情報ネットワーク「左官を考える会」が発足します。
つきましては、下記の通り会員を募りますので、ぜひご入会をご検討下さい。
■本会の目的■
・日本の伝統である左官技術を継承し、左官業の社会的地位の向上を図る。
・左官に関する情報の発信や講習会を開催する。
・若手技術者の養成、指導をする。
・技術者同士のネットワークを深め、情報交換の場を提供する。
■入会資格■
本会の目的に賛同される方であれば、どなたでも入会できます。
■会員の種類■
正会員 左官業を生業としている個人 入会金無料 年会費3,000円
準会員 建材店・設計事務所・工務店 入会金無料 年会費5,000円
賛助会員 メーカー・商社・各種団体人 入会金10,000円 年会費10,000円
■会員特典■
1.各種講習会のご案内
2.施工方法など情報交換
3.新素材、新製品の情報交換、ＤＭの配布
4.現場の応援及び指導（有料）
5.現場で見られる携帯メール情報の配信など
■入金・入会方法■
入会案内は中塗り講習会に参加された方々に送付します。
その他の方は下記の総合建築植田・代表植田俊彦までお問い合わせ下さい。
総合建築植田 FAX0799-62-7184/メールdremhome@crest.ocn.ne.jp）
＊「左官を考える会」で設定した郵便振替口座に振り込み頂いた時点で入会となります。
■その他■
年度は、4月1日～3月31日までとします。
入会はその期間とし、途中退会されても、返金はいたしませんのでご了承下さい。
各都道府県に1～2名の運営委員を選任し、各都道府県の会員を取り纏めて頂きます。
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