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伝統左官講習会 in淡路

左官を考える会、中塗り講習会にて 

講師 松木憲司

先日、左官を考える会にて淡路島で行われた左官講習会、(左官の基本と荒壁、土中塗り)平成20年5月17日~18日の両日、講習会の講師として参加しました。参加人数が予想を上回る165人と多数での講習会となり、全国の未来ある左官職人たちの意気込みを感じました。講習会が始まり、受講生の職人さんたちの関心も頂点へ。

まずは墨だし、暖簾、ひげこ打ちの手本作業を見てもらいました。質問もたくさんありました。特にひげこの打つ向きの質問が多かったです、答えとしては結び目を手前にして打つこと。なぜかというと釘のさびが仕上面にでるのを防ぐため。結び目の厚みがあると錆が出にくいという事だ。現在はステンレス釘仕様が多いので錆びについては改善されていますが、錆以外にも考えられるのが、チリトンボの結び目の厚みが土壁のチリ際を、綺麗かつ、長持ちさせる最低付きしろだと思います。

質問で次に多かったのは、ひげこをチリ土にて伏せた後、チリ周りからはみ出たひげこをどうするかでした。中には切ったほうが良いのでは、という意見もありましたが、中塗り底埋めの前に下地を水湿しし5寸程度の鏝で、中塗り土を使い伏せこむ作業が良いと思います。チリ回りの中に、さらに口の字がもう一つできる感じです。

驚いたのは、淡路島の中塗り土でした。地元の土の感覚でグループの皆さんと、捏ね始めましたが、いつもの感覚でよいと思って塗ってみるとやたらと粘る、大量の砂を入れないといけないことに気づきすぐに改良しました。地域の土の特性の差をしみじみ感じました。

そして2日目、切り返し仕上げへと。材料は淡路の中塗り土の5厘と硅砂5,6号の混合とヒダシすさです。ここでまた土の違いが現れました。配合を任されていたので、昨日の中塗り土を捏ねた加減もあり、配合はいつも地元で行っている感覚より珪砂を多く入れようと各講師さんに伝えたのですが、どのグループ講師から、上手くいかないとの結果。もちろん、私のグループも同様でした。よくよく考えると、淡路の土を粉土にして8厘程度の篩にかけたものが、中塗り用として出回っている。この部分が異常に粘る部分で、昨日中塗りの作業で困ったところだと思います。切り返し仕上のため土を5厘にて篩ったところに問題があったようです。粘る部分を取り除いてしまったので、サクサクの塗りにくい材料しかできませんでした。淡路の中塗り土を利用して切り返しの材料を作る秘訣を見つけた講習内容となりました。

2日目の午後は、将来へ続く次回の講習会の予告として漆喰蛇腹や三次曲面への磨き、漆喰パターン、現代風糊土などを見てもらいました。
最後にいつも思うことですが、中塗りが真直ぐに斑無く綺麗に塗れることが左官の基本と考えています。もっと噛み砕くと町屋左官の場合、住宅の基礎巾木や勝手口や犬走りなどの、モルタル仕上げや珪藻土、既調合ジュラクなどの仕上こそ、現代の町屋左官の基本であると思います。まずはどんな作業でも綺麗にできることを志すことが大切だと思います。そして左官技術伝承のために伝統工法を学んでみんなで広めて行きたいと思います。有難うございました。

伝統左官講習会in淡路 日程表

場所:
実技講習  兵庫県淡路市多賀2150 近畿壁材工業㈱構内
夜間勉強会  兵庫県淡路市多賀197 一宮ふるさとセンター多目的ホール
日時 :平成20年5月17日(土)~18日(日) 
参加者 :受講生170名 講師11名 スタッフ20名

第1日目
●午前講習
・土中塗り講習 ちり回り :講師 松木憲司(蒼築舎)
①墨打ち(墨打ちの重要性と注意事項、実演)
②布連・トンボ打ち(トンカチの良し悪しと注意事項、実演)
③ちり回りの伏せこみと、ちり土の配合、注意事項、実演)
④中塗り土の配合(淡路中塗り土、すな、あくぬきわらすさの配合)
・その他各地の土の違いと配合
●午後講習
①中塗り土塗り付け(午前中配合した中塗り土の塗り付け)
②中塗り土の重要性と注意事項、実演)
③木舞掻き 講師による実演 :講師 西川和也(工房カズ)
④荒壁塗り付け、注意事項、実演
●夜間勉強会
・左官を考える会発足について :講師 松木憲司(蒼築舎)
・伝統左官技術の継承(竹木舞~大津磨き) :講師 松木憲司(蒼築舎)
・現代建築との融合 新工法タデラクト :講師 植田俊彦(総合建築植田) 
・日本の伝統文化を守る篠山地区の取り組み :講師 南俊行(南左官工業所)
・左官innovation :講師 久住有生(久住左官)
・伊勢の竃磨き :講師 西川和也(工房カズ)

第2日目
●午前講習
・糊土の配合 配合の説明 :講師 松木憲司(蒼築舎)
①講師による糊土実演と配合
②糊土の原材料説明(土、砂、すさ、糊)
・切返し仕舞 講習内容の説明 :講師 松木憲司(蒼築舎)
①切返しの配合と解説
②切返しの原材料説明(淡路土、硅砂、ひだしすさ)
③切返しの実技と講師実演
・糊土実演 講習内容の説明 :講師 植田俊彦(総合建築植田)
・各講師による糊土の実演
①現代風糊土 :講師 植田俊彦(総合建築植田)、松木憲司(蒼築舎)
②京風糊土 :講師 山本忠和(京都山本工業所)
・伊勢磨き 竈伊勢磨き実演 :講師 西川和也(工房カズ)
●午後講習
・蛇腹引き
①京風蛇腹引き実演 :講師 山本忠和(京都山本工業所)
②京風蛇腹引き解説 :講師 山本忠和(京都山本工業所)、川口正樹(川口左官)
③漆喰蛇腹実演 :講師 植田俊彦(総合建築植田)、松木憲司(蒼築舎)
・現代風漆喰
①現代風漆喰と仕事の取り方 :講師 植田俊彦(総合建築植田)
・ボードベースを使用した内装漆喰パターン



平成20年5月17日から18日2日間、左官を考える会主催の「伝統左官講習会in淡路」が開催されました。2日間晴天に恵まれ、参加者も平均年齢36歳と若い人を中心に北は秋田県、南は宮崎県と全国より170名を越える人数となりました。
近年左官業界も厳しい中、多くの人たちが本当に熱心に受講していただき不景気を感じさせない講習となりました。
今回の講習会は、左官を考える会植田俊彦代表の発案により、各地で行われている黒磨きや、大津磨き講習の基本となる中塗りをマスターしてもらうのが目的で、若き技術者の育成と、今後講師となる40代の人材の発掘が必要との事から実現しました。
今後は左官を考える会を発足し、左官業の社会的地位向上と若手の育成を目標に、各地で講習会、勉強会を開催してゆく予定です。

左官を考える会事務局

以下、たくさんの方々から今回の講習会感想が届きましたので、ご紹介させて戴きます。


自分の左官人生を変えた講習会

三ツ塚 基

今回のこの講習会に参加することになったのは、偶然にも漆喰の事で近畿壁材さんの所に電話をした事がきっかけです。
締め切りは過ぎていたが無理を承知でお願いすると、参加してもいいとの事で嬉しくてとても楽しみでした。
それから、仕事の合間を見ては、少しずつ90角のコンパネを切ったり組み立てたりでどんな講習会なのだろうとわくわくでした。

講習会前日、仕事が終わり段取りをして淡路島へ出発。
無事に着いたのですが、遠足に来た気分でなかなか寝られませんでした。

当日受付を済ませて、作ったコンパネを自分の番号の所につけてもらい1枚の壁が完成って感じでまたしてもわくわく。それから講習会の段取り、準備にビックリ!
皆の為に準備してくれていて感謝の気持ちでいっぱいでした。

講習会が始まってから自分の壁の散り廻りに布連と言うものを打ったのですが、聞くのも初めて、実際見るのもやるのも初めてでとても勉強になりました。
続いて散り廻りを塗っていくのですが布連を伏せこんでいくのに一苦労でした。
でも講師の方にやり方を教わってやると上手くできたので、一件落着という感じです。
続いて中塗り、これがまた中塗り土から練ったのですが、土と砂とスサの配合って色々あるんだなとまたまた勉強になりました。
中塗りする前に梶原鏝製作所の鏝を借りたのですがこれがまた使いやすくビックリでした!
その鏝で中塗り完成です。しかし練習だと思って二回も塗ったので散りが少ししかなくなりました。

二日目、朝早く目が覚めたので講習会会場に一足先に到着。他の方々の壁を見て勉強、皆さん上手く塗っておられました。自分も負けないよう頑張るぞ!

続いて切り返しです!初めて聞く事に戸惑いでした!でも講師の方々が配合から塗りつけまで教えてくださり、やってみるとこれがまた難しい。
なんとか塗り終えたのですが、やっぱり難しい、練習あるのみでやっていたら散りがなくなりました。

糊土、これもまた初めて聞きました。松木講師に配合を一から教えてもらいました。
しっかりメモしたので家で実行です。

続いて木舞掻きはたまにするのですが、やっぱり各地方でやり方が違うなと色々勉強になりました。

それから伊勢磨きが出てきてなんじゃこれはって感じで、やっている人は凄いなって感動でした。
しかしやってみるととても難しい。
鏝を寝かさず起こして磨いたりしていたら、もう少しで爪が伊勢磨きに直撃するところでした。
それから慎重に磨いて完成しました。

会社から連絡が入り、帰らなくてはならなくなり、蛇腹引きと現場引きに参加できませんでした。

今回、講習会に来てとても勉強になりました。これからの左官に対する気持ちが今までと全く変わりました。本当に講師の皆さんと講習会を開いてくれた近畿壁材さんのおかげです。
皆さんありがとうございました。

講習会が終わり、家に帰り材料の研究や切り返しをした90角のコンパネに自分で練った漆喰を試し塗りしたり色々な材料で中塗りしたりしています。
これからも是非講習会や色々な現場に見学に行きたいと思います。


㈱大熊工業 大熊芳彦

左官を考える会の皆様、ありがとうございました。

又、大人数にもかかわらず、スムースにそして楽しく運営していただいたスタッフの方々、近畿壁材の方々本当にご苦労様でした。
新潟県から参加させていただいた価値が充分ありました。
夜の11:00に家を出て寝台夜行列車に揺られほとんど一睡もできないような状況で大阪に着き、そこから約2時間かかり到着したのが開会直前、慌しい中で参加させていただきましたが本当にスムースな運営であり、なおかつ内容も濃くそして、はばの広い講習でありました。
新潟の私のところでは、ひげこ、のれんなどは昔から行っているところは皆無であり、解体修復していますが今まで見たこともありませんでした。
そういう基本的なことから、懇切丁寧にご指導いただき大変勉強になりました。

昨年入社の女の子も一から勉強出来喜んでおりました。
そして女性の職人さんが多数おられた事もあり、安心して打ち込めたようであり自信にもなったようです。
夜は食事をしながらトップクラスの職人さんが本音をトークいただき、これからの若い職人にに向けての大いなる励みとなりました。
失礼ではあったのですが新潟の若い職人に聞かせるため録音させていただき聞かせております。
大変充実した講習ありがとうございました。
また、11時間かけて出かけてきます。
心より感謝いたします。ありがとうございました。


(株)大熊工業 牧野佳奈子

今回淡路の講習会に参加させていただいて、左官という仕事の奥深さを改めて感じました。
左官をはじめてまだ2年目という経験、知識のなさでの今回の講習会参加だったのでたくさんの不安がありました。ヒゲコやトンボなど初めて手にするものばかり。
打ち方も持ち方もなにも知らず、本当にここに来てよかったのか?まだ早かったのではないか?何度もそんな不安になりました。
しかし帰るときには、参加してよかったと。そして改めて左官の虜になりました。
今回の講習会では講師の方々だけではなく、参加していた職人さんみんなが私の講師となり、とても多くのことを学ぶことができました。
いままで知らなかった左官のことを見たり聞いたりできて本当にあっという間の2日間でした。これからもまたがんばって行きたいと思います。そしてもっとたくさんの方たちに左官という職業を知ってもらいたいと思いました。左官楽しいです。


蒼築舎 和田尚之

今回僕は、3回目の淡路島での壁塗りの基本となる中塗りの講習会に参加させてもらいました。今回の講習会に応募された人数が百五十人と親方から聞いていたので、どんな講習会になるのか、楽しみでした。

現地に着くと、親方に聞いていた通り、全国各地から、ものすごい人数が集まっていて、ワクワクしました。一日目は、墨出し、布連チリトンボ打ち、チリ廻り、中塗りをしました。担当の講師の方は、川口さんでした。わからいことは川口さんに聞き、いろいろと指導していただきました。あとチリトンボの打つ間隔や、チリトンボ、布連の伏せ込み方などが、普段やっているやり方とは、少し違っている所もあり、勉強になりました。小舞掻きも地域よって掻き方は違うので、これが正しいとゆうわけじゃないんだなと思い、いろんな地域のやり方を勉強したいと思いました。あと中塗りでは、講師の方に塗る順序や、鏝の動かし方など教えてもらい勉強になりました。中塗り土でもふだん使っている土とは、感じが違っていてなかなかうまいこといきませんでした。まだまだ練習が足りないなと思いました。やっぱりどんな場面でも塗れるように頑張ろうと思いました。
二日目は切り返しで一日目に中塗りをした上に上塗りをかけていきましたが、切り替えしがなかなかうまいこといかずに(句回を?)練習しました。切り替えし以外にも糊土や伊勢磨き漆喰の蛇腹などいろいろな工法を学びました。

今回の講習会では、いろいろな技術を学ぶことが出来ました。あと、人数が多かったのもありますが、いろんな人と話すことができたし、僕の訓練校の先輩にも久しぶりに会うことができ、鈴鹿から一緒に講習会に参加した人とも仲良しになることもできましたので技術以外にも得た物がありました。今日の講習の準備などいろいろ、お世話になった講師のみなさん、植田さんの所の職人さんや近畿壁材の皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。また、このような講習会があれば参加しようと思います。有難うございました。


平盛左官工芸  平山

こんにちは、私は、兵庫県西部で左官を営んでるものです。私は、今年2月に足首複雑骨折し、入院中にこのまま仕事量も減る中、これでいいんかなと思い自分の中で少しあせりと不安もあり、なにか得るものがないかと思い悩んでいたところ、淡路の講習会の話を耳にして、いっぺん行ってみるかと思い、先日5月17~18日淡路島で「左官の基本と荒壁、土中塗り講習会」に参加しました。

当日講師の先生に会えるとあって、緊張してましたが行ってびっくりです。私たちと同じように、冗談も話して穏やかな感じで、ぜんぜん私たちにも普通に話てくれて違和感なく、いい感じだなと思い作業をしていました。だけど作業が進むにつれ、先生がたの雲ゆきが怪しくなってきました。私の鏝を取り(鏝はこうつかうんや)とか(塗り付けの格好がなってない)と激が飛びました。正直17年もやってきて情けないやらくやしいやら複雑でした。しかしその後、へこんでる私たちに講師の先生が(毎日僕が言ったことを、守ってやりや上手くなるで)そして(鏝はこうえらべ)とか、ほんとに私たちのことを思い激を飛ばし又アドバイスしてくださり、講師の先生も普通の職人なんやって感じました。(仕事は別格ですが)そして、作業も終了し、今度は講師の先生の蛇腹引きや現代風ジュ楽、京都のふ糊入りジュ楽壁などの実演があり充実した2日間でした。また同じ立場の左官職人の仲間もでき、仕事に対する思いがいっそう深くなり今までの17年間と同じ位の進歩が、この2日間であったと思います。人それぞれ感じかたは違うと思いますが、私は左官のことをもっと勉強し努力すれば報われると確信し、また講習会に来た皆も同じ思いで淡路島を後にしました。

その3日後、講師の1人であった松木先生(蒼築舎株式会社)の現場に(大津の黒磨き)あつかましく見学に行かさしてもらいましたが、いやな顔ひとつせず、材料の配合から塗り付けまで(淡路の植田先生)、(伊勢の西川先生方)気持ちよくアドバイスいただき、ますます左官にのめりこみ仕事の合間を見つけ少しづつではありますが、鏝や材料を集め講習会で知り合った仲間と共に大津の磨きや漆喰磨きを練習し、わいわいやってます。左官職人の皆さん1度このような講習会に参加してみてはいかがですか。淡路の講習会から10日あまりで激的に私の中で、間違いなく人生感が変わりました。私たち以上に先生方は熱いです。その思いを感じに来てください。
(最後になりましたが講師の先生方有り難うございました。これからもあつかましく講習会や現場にいかさしてもらいますので、よきアドバイスをお願いします。)


こんばんは,中須です。中塗り講習会の感想をメールで書かせて頂きます。
僕は,この度の講習会でまず感じたのが、左官の原点の中塗りの大事さや、土への興味や、淡路の植田親方に会いたい、いろいろ感じ方は人それぞれだけど、講習会の参加人数に驚きました。
僕も今中塗りの大事さに最近やっと気ずいた一人です。経験年数、年齢も若い自分ですが、いろんな年代の方と交流・討論・技の教えあいなど色々でき、とても嬉しくおもっています。講習の参加された方すべてとはいえないですが。
次、講習会があるときは、おはようございますとご無沙汰していますと挨拶がさせてもらえる方たちが一人でも多く増えたことがよかったです。また、講師の先生方は大変だったでしょうが、木舞から色々な仕上げまで見せて頂き,改めて左官の楽しさを見せて教えて頂いたと思います。モチベーションがあがったのは自分だけでしょうか?
少なくとも僕のまわりの参加した人たちは、淡路の講習楽しかったよな、あれよかった、これ勉強になったって僕も含め言い合ってました。
今,振り返ると疲れて帰りがしんどい中身の濃いハードな講習会だったけど。植田親方の思いが沢山の人に伝わっていたなと。
また、このような講習会があれば、これからも参加し協力させていただきたい一人です。
植田親方をはじめ講習会を準備していただいた方々には、感謝でいっぱいです。本当お世話になりありがとうございました。


左官講習会(淡路)では、お世話になりました!
加古郡稲美町の唐木寛人です。
今回、初めて左官講習会に行かせてもらい、かけがえのない勉強をさせてもらいました!
塗り板(土での下塗り)、6~7寸鏝持参で集まったのが150人。
この日は天気も良く、皆すごくやる気のある人ばかりですごい熱気でした。
どんな仕事、塗り方を教えてもらえるのか楽しみにしていましたが、のれん打ちから始まり、中塗り、現代風糊土での塗り方を指導して頂きました。(鏝の使い方などすごく為になりました)
他にも漆喰パターンや蛇腹の仕上げ方、色々な質問など、特に、植田さん、松木さんには親切に教えて頂き、とても良い経験をさせてもらい、本当に有難うございました!
2日間でしたが、とても充実していて詰まった2日間で、色々な知り合いまででき、本当良かったです。
また、こんな講習会があれば出席したいと思うので、また機会があれば、よろしくお願いします!


お世話になってます。静岡の山脇です。
講習会を終えて。今回の中塗り講習会の中塗りは基本的なこと、でも一番大切な事で結構飛ばしがちな人が多いのではないかと思います。珍しい仕上げの講習会はいろいろある中、基本的な講習会はすごく画期的だと思うしかなり魅力的でした。基本的なことなだけになかなか聞きずらい面もありましたが事細かに説明して下さったのでとてもいい講習会でした。
淡路島の中塗り調合ののれん打ち、ひげこも淡路のやり方でした。各地やり方が異なることにもそれぞれ研究した結果の表れで、淡路のやり方も取り入れこれからやろうと思いました。土の粘り気や砂の加減、スサの加減も僕の地元の調合と同じでは全然ダメでデーター化することも大事だけれどやはり各地の土、砂、スサに合う調合をすることの大事さを学びました。同じ場所で採れる土でも採る時期によっても粘りけや水分量にも違いがあると教えていただきました。やはり経験からなるカンも大事なんですね。またこういった講習会で各地の左官状況など情報交換ができたり、いろいろな出逢いもたくさんありホントに内容の濃い講習会でした。次も是非楽しみにしています。


今回参加させて頂いて各地の方々と知り合い、大変勉強になりました。もちろん講習会の内容も良く、最初は経験が短いのに参加しても大丈夫なのか不安でしたが、講師の方々のわかりやすい説明で楽しく学ぶことができました。
私のように経験が少ない人間にとって、今回のような講習会は非常に貴重です。また初めて出会う諸先輩方も色々な意見を出し合い楽しみながら講習を受けられました。あらためてものすごい有意義な場であったと思いました。次回も是非参加させて頂きたいです。ありがとうございました。
渋谷


中塗りはやっぱりむずかしかった。
でも壁を塗るのはたのしい。
池田


今回の講習会で基本の大切さと難しさを改めて感じました。施工方法もそれまでは全くと言っていいほど知らなかったので、勉強になりました。
昔の人は色々な事を考えて色々な物を使って、素晴らしい壁を仕上げてきたんだなあと思いました。やはり、常に様々な事に目を向けて色んな事を感じながら生きていこうと思います。
今、中塗りをやる時は、講習会で感じた事を考えながら塗っています。
奥が深くて難しいけど、やっぱり壁塗りは楽しいです。
勇建工業 近藤修司


私は左官を始めて26年目になります。宮崎の町家の左官店に弟子入り、年明け後は野丁場でモルタル工事やタイル工事、その他もろもろの左官に付随した工事を施工してきました。今回の講習会に学び今後は宮崎にも土の良さを広げて行くようにがんばります。
淡路ではお世話になりました。
宮崎県 荒木


蒼築舎 藤本敦

まずはじめに今回の講習会では160人という人数の多さと熱意を肌で感じたことが刺激になるXXXXXした2日間になりました。
初日はのれん、ちりトンボ打ちからXXX中塗りまでの工程でしたか、全ての作業でそれぞれの練習台ですることができたので、見ているのと違って、実際にさわたってみての感想や疑問がわかったのが良かったと思います。
そしてそのXXでた疑問を同じ受講者の方々に話したり、講師の先生方に聞いたりということがどの時間でもどの場面でもできたことがすごく自分のプラスになり、講習会の活気にもつながってように思います。

1日目、2日目を通じたXXXのXに聞いたりがXおり、熱心に指導している姿を、真剣に話しを聞く受講者の人の姿が印象に残っています。Xい受講者も多くいたので、それぞれに交流をもてたり、普段あまり味わえない印象をうけることができました。
XXXXXこの機械練りにはじまり、大勢の人の前で見本塗りをさせて頂き、場違いではあったと思いますが、とても貴重な経験になりました。
糊土以外にも色々なデモンストレーションが行われて、やりたい人XXXXさせることができるのでとても充実していました。
ここでもさわってみて感じることが多く、改めて実際に自分の手でやってみることの重要さを感じました。
2日間を講えてX為感じたことは、講師の方々の仕事にXXXXXXXXXXXXXXXXX熱意でした。そういうXXXがXXをXXさせていくのだと思いました。

(上記文中のX印は戴いたFAXが一部不鮮明なため判読不明な部分です)

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